10/29/2015

2008年以降の住宅事情 (San Francisco)

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2008年以降の住宅事情
 
 サンフランシスコ市内でも、ダウンタウンはすごく家賃が高いため、ほとんどがシェアハウス、シェアルームをしている。日本の大都市でシャアハウスやウーバーのようなシェアビジネスが定着しないこと、規制が厳しすぎることを本当に残念に思う。シェアハウスをしているローカルの住人や短期滞在の学生は、市内で比較的家賃が安いゴールデンゲートパーク付近や、州立大の付近に多く住んでいる。魅力的な街なので、世界中から人が集まって来るため、年々家賃が高騰している。最近は治安が悪くて家賃が安いと思われていたミッション地区も、ネットビジネスの好景気か、再開発がかなり進んでいる。オシャレな店も増えて、市内一家賃が高い場所とさえ言われている。(ミッション地区に住んでいるアーチストに聞くと、ワンルームで月$2000 -3000するそうだ!以前は$400-600でも借りられる部屋があった。)そのため、シェアハウスはどこでも当たり前だし、ホテルの値段も上がり、馴染みの長期滞在者用の宿は、閉鎖してしまって、オーナーとはコンタクトが取れなくなっていた。そのホテルはリノベーションされていて、一階がオシャレなブティックになってしまっていた。多数の貧しい人達が高い家賃について行けず、サンフランシスコ市街から出て行った。レントコントロール(注釈1)で昔の家賃のままで住み続けている人達は、アパートが古くなっても、我慢して頑張って住み続けている。新しいマンションによそから人が移り住んで、以前から知っている地区でも住民がかなり入れ替わってしまっている。馴染みの店に久々に行ったが、店員が変わってしまっていて、場所によっては愛想の悪い対応をされたことがあった。そうなると懐かしさも半減する。大手スーパーやチェーン店などもつぶれて違う店になっていた。例えばカラフーズ(Cala Foods)のあったところは、セレクトされたオーガニックの食料品を販売している、トレーダージョーズ(Trader Joe’s)に変わっていて、中流層の白人やアジア系の人が、比較的多く買いに来ていた。最近ではオーガニックやリサイクルを売りにした店やアーチストの雑貨を売る店も増えていて、日本のガイドブックや特集本などにものっている。エコブームもあってか、自転車屋も増えている。物価が高いので、流行りの店ばかり行けないが、またサンフランシスコに滞在して、新しい店とも馴染みになってみたい。

注釈1: レントコントロール=市の規定で、テナントは一度アパートを借り始めると、周辺の家賃の高騰に関わらず、住み始めた時の家賃で払う事が出来ること。大家が値上げをしないように、テナントの権利を守ること。

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