6/29/2015

サンフランシスコのアパート

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サンフランシスコのアパート

 まず、アメリカでは普通の「アパート」はapartmentという。日本でいう「マンション」のことは、「大邸宅」、いわゆる「豪邸」という意味になる。「コンドミニアム」は部屋がいくつもある日本でいう「高級マンション」にあたる。ワンルームのアパートのことは、studio(ストゥーディオ)、部屋数が増えると、ベッドルームの数で2 bed roomとか3 bed roomという。日本と違い、ストゥーディオでもキッチンは別についている。アメリカのお風呂はユニットバスとは限らないが、シャワーやバスタブとトイレが部屋に一緒にあるタイプ。アメリカのホテルやモーテルはユニットタイプが多いが、アパートの場合は浴槽があって、ちょっと離れて洗面台とトイレがついている。サンフランシスコでは、大抵シェアハウスやシェアルームをするので、その場合、ベッドルーム以外は共同で使うので、誰かがシャワーを浴びている時にトイレに行きたくなったら困る。アパートの場合は、家具付き、家具なし、どちらもある。カーベットや電灯は付いている。シェアーで入居する場合は、大抵以前からいる人が家具や日用品を揃えているので、買い揃えなくてもいい。いきなり身一つで移ってこれる。電機、ガス代は、家賃に含まれているので、契約を始めると同時に、大家さんが電気とガスを通してくれる。契約は自分でしないといけないが、アメリカは電気とガスは同じ会社が運営していることがあり、契約の手続きは一回で済む。例:PG&E。電話の接続は、自分で電話会社に電話して契約するか、電話会社提携の事務所に出向いて手続きをする。携帯やスマホが出回る前は、ルームメートと同じ電話機を使い、領収書を見て折半していた。インターネットはまた違う会社を探して接続する。電話やネットの会社、街の情報などは、学生なら、入学オリエンテーションの時にもらえる冊子や、日本街や日本食レストランなどにある、日本語のフリーペーパーの中の広告も参照にできる。

 最近は新しいコンドも増えて来たが、サンフランシスコは1906年の大地震を経てからも、設計図を保存して古い洋式の建物を守って来た。外観がオシャレで魅力的だが、住んでみると、そのおかげで不便なところも多い。まず、アパートの上の階に住むと、階段かエレベーターで上の階に上がらないといけないが、古いアパートだと、エレベーターが、縦に開く木の扉と、横開きの鉄の扉の二重扉なっているタイプが多い。そのため、大きいトランクや家具などを部屋に運ぶ時には、一人だと困る。荷物がかさばる場合は、ルームメートや同じアパートの人に引き戸を持ってもらって、エレベーターに乗り込んだりした。また、不便なのは、ドアを少しでも開けておくと、エレベーター自体が動かなくなるので、他の階で誰かがエレベーターのドアを明けっ放しにしている時は、自分の階にエレベーターが来ないので、階段で上がり下りしていた。
 アパートには、建物に共同のゴミ捨て場と洗濯機がある。ゴミ箱は、一階の裏口にあるが、建物によっては「シュート」という、穴の開いた鉄の管が上から下までつながっていて、瓶缶ゴミは、自分の階の廊下にあるシュートのふたを開けて、捨てていた。他の人がビンカンを捨てると(カンカラカン!)とシュートの中で音が反響するので、すぐわかる。難点はゴミの臭いでシュートの穴からゴキブリが出入りして、部屋までやってくること。
  アパートにはキッチン台やコンロは備え付けてあるが、配管が古いので日当たりが悪く、奥まったところにあるキッチンだと小さいゴキブリがわく。日本のゴキブリは触れないが、サンフランシスコででたやつは、日本のアブラムシみたいな小さいヤツなのでまだ殺せた。お風呂やトイレの配管も古くてパイプが細くて流れにくかった。変な話トイレをすぐに詰まらせていた。浴槽はビクトリア調の古い四つ足が着いたデザイン。普段見慣れているタイプだと長方形で壁や地面に埋まっているが、古い浴槽は、四つ足の下は空間になっていて、地面のタイルが見えている。そのため、浴槽に入るときは、お椀の中に「よっこらしょ」とよじ上って入る。シャワーも壁の上に固定されていて、取り外しできないので、浴槽の上に立って背伸び気味にシャワーを浴びていた。背の高いアメリカ人なら普通に届くのだろう。湯船は浸かろうと思えば浸かれるが、日本のより浅い。もちろん湯沸かし器などはついていないので、熱いお湯を水道から入れて、後でぬるま湯を足して調節してから湯船に入り、首まで浸かるように、寝転がるように浸かっていた。
 洗濯機は、私の住んでいたところはどこもついていなかったので、外のコインランドリーまで持って行って洗濯していた。面倒だが、サンフランシスコでは常識的なこと。乾燥も大抵乾燥機を使っていた。そのため、25セントのクオーターはいつも洗濯用に溜めて、メッシュのランドリー袋に汚れた服を入れて、週一回学校のない時に洗濯に行っていた。店によって値段も雰囲気も違う。場所によっては放っておくと取られる場合があるので、面倒でもずっと待って、見張っていないといけなかった。

 絨毯や電気器具はついていたが、家具やこまごまとした生活雑貨はなかったので、リサイクルショップで安くていい感じのデザインの机や椅子を買って運んだ。暖房器具は、ガス式の暖房器具がアパートの窓際辺りに備え付けられていた。寒い時は何もしなくても自動的に作動していたが、サンフランシスコは外は朝晩寒かったが、中にいると意外と暖房がなくても過ごせたので、エコな街だなと思った。


参考サイト
サンフランシスコ地震

https://ja.wikipedia.org/wiki/サンフランシスコ地震

gay parade Japanese newspaper

毎日新聞から… 
ずっとgay parade または pride paradeと言って来たので、
「性的マイノリティーパレード」(日本人が考えた? は逆に違和感を感じますが、

ともかくマイノリティーうんぬんよりサンフランシスコの年間イベントの中でもかなり盛り上がって、楽しいイベントなので、今年のはゲイマリッジの解禁のニュースも重なってかなり盛り上がってそうなので、行きたかったなあと思いました。(*^^*) 


6/02/2015

サンフランシスコのバス 4. バス停

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     4 バス停

 サンフランシスコのバス停は大抵がプラスティックのガラスで覆われている。お尻がちょこんとのせれる長方形の折りたたみ椅子が3つ、ガラスの内側に止めてある。バス停の外側の上部に路線のバスの番号と、バスルートマップがついていて、行き先がわかるようになっている。サンフランシスコ郊外の住宅街では、バス停の建物がなく、電柱やポールに白いペンキで番号だけ書いているところもある。広告が建物の両側にあって、夜になったら広告板が光るようになっているので、多少は安全だし、運転手もバス停で待っている人が見えると思う。
 2009年に入ってバス停がエコ仕様になった。2013年にかけて、以前のバス停から順次入れ替わって行ったそうだ。ヨーロッパでも交通機関のエコ化が進んでいるのをニュースで見ていて、サンフランシスコの交通のエコなアィディアには注目していた。以前は屋根は、円形の白い屋根だったが、新しいバス停は赤い波形のアクリル板で、ソーラーパネルが設置されている。波形の屋根にはLED照明もついていて、夜になると屋根自体も光るようになっている。少しだけ難点をいうと、サンフランシスコは霧の街なので、太陽光がどれだけ蓄積されるのか?という疑問。それと、屋根も壁も薄い素材で出来ているため、待っている時の風よけにはならない。前のバス停の方がしっかりしていたので、わずかだが中に入ると風よけになった。赤い波形の屋根のデザインについては、「先進的なデザイン」と言う人もいれば、「飲み屋のネオンみたいであまりイケテない」という人もいる。変わったのは屋根のデザインだけではなく、バス停の内側に取り付けてある電光掲示板もLED仕様で新しくなり、wifiもつながったため、直近で来るバスの予告が、より正確に出来るようになっていた。わからないことがあれば、311番に電話をかければいい。インターネットのnext busというサイトでも、次のバスが何分後に来るかを調べることが出来るようになっていた。また同様のスマホアプリも幾つかあるので便利。時刻表がなくても新しいバス停なら待ち時間の不安はないと思う。
 もう一つ驚いたことが、以前のバス停の壁に入っていた紙の広告が、ネットがつながったことで、液晶画面が入り、動画広告やインタラクティブゲームになったりしていた。Yahooとコラボでネットゲームが出来るシステムのバス停もある。しかもバス停によってゲームの点数を加算出来るらしく、ちょっとした地域対抗ゲームみたいになっていて、面白い。アーチストとコラボして実際に触れる、デジタルインスタレーションになっているものもある。バスを待つことが楽しくなる。

参考サイト
SFMTA
inhabit.com
Fortune
nextbus
Fast Company




Reference:
SFMTA
inhabit.com
Fortune
nextbus
Fast Company

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