6/02/2015

サンフランシスコのバス 4. バス停

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     4 バス停

 サンフランシスコのバス停は大抵がプラスティックのガラスで覆われている。お尻がちょこんとのせれる長方形の折りたたみ椅子が3つ、ガラスの内側に止めてある。バス停の外側の上部に路線のバスの番号と、バスルートマップがついていて、行き先がわかるようになっている。サンフランシスコ郊外の住宅街では、バス停の建物がなく、電柱やポールに白いペンキで番号だけ書いているところもある。広告が建物の両側にあって、夜になったら広告板が光るようになっているので、多少は安全だし、運転手もバス停で待っている人が見えると思う。
 2009年に入ってバス停がエコ仕様になった。2013年にかけて、以前のバス停から順次入れ替わって行ったそうだ。ヨーロッパでも交通機関のエコ化が進んでいるのをニュースで見ていて、サンフランシスコの交通のエコなアィディアには注目していた。以前は屋根は、円形の白い屋根だったが、新しいバス停は赤い波形のアクリル板で、ソーラーパネルが設置されている。波形の屋根にはLED照明もついていて、夜になると屋根自体も光るようになっている。少しだけ難点をいうと、サンフランシスコは霧の街なので、太陽光がどれだけ蓄積されるのか?という疑問。それと、屋根も壁も薄い素材で出来ているため、待っている時の風よけにはならない。前のバス停の方がしっかりしていたので、わずかだが中に入ると風よけになった。赤い波形の屋根のデザインについては、「先進的なデザイン」と言う人もいれば、「飲み屋のネオンみたいであまりイケテない」という人もいる。変わったのは屋根のデザインだけではなく、バス停の内側に取り付けてある電光掲示板もLED仕様で新しくなり、wifiもつながったため、直近で来るバスの予告が、より正確に出来るようになっていた。わからないことがあれば、311番に電話をかければいい。インターネットのnext busというサイトでも、次のバスが何分後に来るかを調べることが出来るようになっていた。また同様のスマホアプリも幾つかあるので便利。時刻表がなくても新しいバス停なら待ち時間の不安はないと思う。
 もう一つ驚いたことが、以前のバス停の壁に入っていた紙の広告が、ネットがつながったことで、液晶画面が入り、動画広告やインタラクティブゲームになったりしていた。Yahooとコラボでネットゲームが出来るシステムのバス停もある。しかもバス停によってゲームの点数を加算出来るらしく、ちょっとした地域対抗ゲームみたいになっていて、面白い。アーチストとコラボして実際に触れる、デジタルインスタレーションになっているものもある。バスを待つことが楽しくなる。

参考サイト
SFMTA
inhabit.com
Fortune
nextbus
Fast Company




Reference:
SFMTA
inhabit.com
Fortune
nextbus
Fast Company

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